従業員の子が安いパソコンが欲しいというので、大昔のHITACHI FLORA1010を入手し、改造しようと思い立ちました。この1010の下にはいろいろな品番がつきます。以前いじったのもHITACHIの1010でCPUはpentiumの90でした。これを120に載せ換えてメモリを増やしてほどほど動くようにしてあけだら友人はたいそう喜びました。その時の設定で166まではできるのを確認していました。
今回も手持ちのpentium133を載せればワープロやネットサーフィンくらいはラクチンと思ってました。目の前にあるマシンはpentium60ですがてっきり前回と同じマザーと思ったのが悲劇の始まりでした。なんとsoket7ではなかったのです!pentium133を差し替えようと、マウントにあてがうと「あれ、はまらない??」取り外したpenteum60をよくよく見るとやたらでかいではないですか。これは以前いじった1010とはあきらかに違うマザー、この時点でかなりショックをうけました。それによくよくみるとサウンド機能がない!しかたがないので手持ちのサウンドカードをのせることにしました。smartlinkのAD1281です。ところがこれが動かない!あれやこれやしてるうちにバグってきたのでWINDOWS95を再セットアップすることにしました。純正のHDは500メガです。これじゃ可愛そうなので手持ちの810メガと付け替えてやることにしました。ところが機種が古すぎて500メガ以上を認識しないのです。消沈してもとの500メガにもどすとWINDOWS95のセットアップにかかりました。セットアップディスクで起動して、ん、「CD−ROMドライブがありません」嫌ーなメッセージがでました。おかしい、よくみると起動画面でもマスターのハードディスクしか見えてない。BIOSをみてみるとIDEの設定はいじれないように反転している。win95ではちゃんと見えるのに変だなぁと思いつつ、BIOSのアップグレードすれば直るかもしれないと、HITACHIのホームページに行きました。しかし、この機種のBIOSは古すぎてありませんでした。ここまでくればもうかなり嫌気が差してきました。そうだ、SCSIのCD-ROMドライブがあるのを思いだしました。闇の中の光明、なんとかなるかもしれない。そこでADAPTECのSCSIボード1520BをISAバスに刺してパソコンを起動すると... ん、動かない。文字ひとつ表示されずに真っ暗です。私の心も真っ暗になってきました。SCSIボードをはずすとちゃんと起動します。いわゆる相性問題でしょうね。

結局音もならずにゲームもできず、ハードディスクが90メガしか残ってないのでofficeもいれてもらえないこのコンピュータは倉庫に眠る運命となりました。 あーー、疲れた!!

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